年老いてみないと分らないこと
・その年齢にならないと分らないことって多々あります。
若い頃、ご老人の動きが緩慢で、さっさと行ってくれよと思うこともありましたが、
いざ自分がその年齢に差し掛かるとなぜ緩慢だったかやっと分りました。
つまり、体が動かないというごく自然な問題だったのです。
当然老化という話ですが、老化とはどういうものなのかということは、
何の問題もない若い頃には想像すらできません。
・先日、休みにテレビを見ていますと、
プロ野球のデーゲームでしたが猛烈な残暑の中満員の観衆です。
このくそ暑いのにと思いながら、敬老の日も近いから爺婆のオンパレードと思いきや、
老人は全く映像には入ってきません。
つまり、観戦に行けないのです。 しんどくて!
行けば熱中症必至!
たぶん若者はなぜ年寄りが来ないのだろうかと不思議に思っていたことでしょう。
・しかし、動かないのです、体がね!
あーあ、何にも要らないから若いからだが欲しいなあ!
これがあれば、いくらでも無理がきくしねえ。
でももう無理なんだよね。
人生は一方通行、振り返って逆戻りは許されない。
せめて、一生に一日だけでも若い体に戻れたら、寿命が一年ぐらい短くなってもいいと思うんだけどね。