バイト先のパン屋の現状

・夫婦でパン屋のバイトに精を出す日々です。

もともと妻のツテでこの仕事を始めたのですが、

パン屋の夫婦が高齢となり健康面で不安が増しています。

でも、この店には愛着があり閉めたくはない!

そこで、知り合いの妻と私にこの店を継いでくれないかという話があり、

でもパン作りは素人ですから一度は断ったのですが……、

店主がパン作りは伝授するからということでした。

でもねえ、私はこの手の仕事には全く向きません。

妻が興味を持っていたので、妻がパン作りをやってみることになり、

店主の指導を受けている状況です。

私は相変わらずパン屋のカフェでマスターとして働いております。

・そんな話があってから少しは時間が過ぎ、妻の腕は……

少し期待はしていたのですが、やはりそんな甘いものではなさそうです。

一定以上の品質のものを毎日作り続けることの難しさ!

いずれそれができたとしても、単なるコピーにすぎず自分の作品というものはないのです。

そこから一段上がらなければオリジナリティのある店を運営できませんが、

それはまだ先の先でしてね。

生きているうちにできるかどうか……

でも、目標はできたのですから、ボケてる暇なんて妻にはないのです。

で、私は……いつボケてもいいのですが、

つくづく嫌になっちゃいますねえ。

何もできないのです。

せめて妻の足手まといにならないよう、店の掃除やら営業やらその辺で店の維持管理に精を出していく予定にはしているのですがね。

一体いつになったれその日が来るのやら

 

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