シニアジジイのどろどろした心の奥

・私という人間は実に嫌な生き物だと思いました。

つまり、無意識のうちに他人との比較をしているのです。

今回の場合は元同僚のS山さんですがね。

それはシニアになり生活に余裕がなくなった昨今、

人と比較して生活環境が劣っているのかどうか……

知らず知らずのうちに見ているのです。

そして、自分より余裕の暮らしをしている人を見つけると、見てみないふりをしてしまう。

なかったことにするのです。

そして、自分より生活がある意味危ない状況にある人がいると、少し安心する。

その辺りが心の安定というか精神的に穏やかでいられる状況なのです。

・俺って異常なのかな?

元同僚も友人なのですが、

しかし、苦労して見つけた今のバイトに加わろうとしてくると、

背に腹は代えられません。

私と妻の生活が脅かされてしまう……

で、苦肉の策として他のバイト先を紹介する形を取ったのですがね。

面接段階でダメでしたから、しかし彼はまだ私のパン屋のバイトに加わりたいような雰囲気なのですよね。

妻が嫌っているしねえ。

私ももう放っておけば良いんだけど、心の底でS山さんは今後どうするんだろうっていうところに興味もある。

付かず離れずでねえ。

嫌な人間です、私は……

シニアジジイのどろどろした心の奥” に対して2件のコメントがあります。

  1. ワタシもそういう心のクセに気が付き、自分が嫌になっていたことがありますが、「怖いもの見たさ」とか「他人の不幸は蜜の味」という言葉もありますので、おそらく人間の多くが持っている特性だと思いました。誰にも迷惑をかけるわけではありませんし、誰しもそうなので、内緒で「くっくっく・・・」とひとり笑いを楽しみましょう。

    1. yoreyore より:

      心の中は見えませんから、自分だけが特別なのかみんな同じなのか……
      その辺のところは人に質問しづらい部分ではあります。
      共通点を見いだせるとちょっとだけ安心はします。
      みんな同じようなもんだってね。
      タコポン

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