老いたと実感するとき

・シニアになってからずいぶん月日が過ぎてしまいました。

その間、徐々にではありますが老いは進んでいるに違いありません。

今のところ自分自身で俺はシニアだと、

シニアという言葉の範疇で一括りにして考えておりますから、

ちょっとした行動の衰えであったり、健康面での不安であっても、

なんとなくシニアという言葉の枠内でごまかしているのです。

しかし、よく考えてみると、シニアでも若いシニアとベテランのシニアがいるわけで、

すべてにおいて若い爺さんと老いた爺さんは存在します。

知らず知らずのうちに、私自身老いた爺さんの方に静かに進行しているはずです。

そういう観点から、一度見直してみますと、いろいろ気付くこともあるのです。

たとえば、少し前までは一日8000歩歩こうと、それを目標にしてきましたが、

そのうちに6000歩にしようと思い、今では4000歩でいいやと……

それも、数日家にいてあまり歩かない場合、いざ歩こうとしても足が動かなくなっていたりします。

さすがにこのようなとき老いたなと思うわけです。

そんな頻度が多くなっています。

・精神面では集中力の持続です。

若い頃は時間を忘れるくらいの集中力で物事に打ち込むこともありました。

でもね、それが歳と共に浅くなり短くなりましてね。

今では集中しようとするとすぐ眠くなってしまう。

頭の前の方で集中力を高めようとしても、後頭部がすぐ重くなりまして、

いつの間にか居眠りをしている。

こればかりは治しようがないのです。

・すぐに諦めてしまう。

執着心がなくなってくるのです。

どうしても欲しいとか、どんな手段を選んでも金をかけてもあれが欲しいんだというもの自体無くなってしまったのです。

まあなくてもいいかとか、手に入れてもあの世まで持って行けないしとかね。

もうそこそこで良いという心境です。

こう考えてきますと、シニアという一括りの中で生きていても着実に老いは進んでいることを実感する今日この頃です。

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