元同僚たちは私の弱点を知っている
・年金受給者の私ですが、それだけでは足りず夫婦でバイトしながら食いつないでいます。
サラリーマン時代は、大した会社に勤めていませんでしたから、
定年まで勤め上げても退職金は微々たるものでした。
一応、マンションのローンが若干残っている程度でしたし、
車も持っていませんから、月々の生活をどう切り盛りすればいいか考えればいいことにはなります。
しかし、退職金がほぼありませんし、貯金もあまりないので、
月々切り崩して生活なんてことは最初から出来ません。
不足分はいきなりバイトして稼ぐしかないのです。
・ところで、たまたま近所には元同僚が数名と面倒くさい元上司が住んでいましてね。
せめて退職後は元の職場のことはきれいさっぱり忘れて生活したかったのですが、
なかなか世間は私の願いを叶えてはくれません。
退職後の今は、一応は会社とは何の関係もないのですが、
みんな現役時代の私の醜態(その多くは仕事のできなさ)を知っているのです。
ですから、やめた今も心の底ではバカにしていましてね、なんとなく優劣が付いてしまっている。
であれば、こんな害にしかならない人たちを切り捨てれば良いじゃないかと……
しかし、そうもいきません。
酒を飲む相手がいなくなるとか、他人から見ると些細なことがこの歳になると大事になってくるわけです。
分りますかねえ。