ボケ対応も楽でない

・お年寄りが増え、散歩していてもあちらこちらにお年寄りで満ちています。

むろん私もその部類に属しますがね。

でも不思議なもので、自分も年寄りの一人だという自覚がないのです。

なぜでしょうか。

まだ人並みに社会生活ができているんだという感覚があるからなのでしょうか。

ただ、年々行動範囲や俊敏さが落ちていることはなんとなく分ります。

しかし、動作や行動は具体的で自分で認識しやすいのですが、

頭の中の問題に関してはよく分りましせん。

・なにがどうなっているのやら……

パン屋のコーヒーフロアにやってくるお年寄りの常連さんも多いのですが、

その中に他のお客さんと明らかに異なる人もいるわけです。

たとえば、ホットコーヒー1つと注文するから持っていくと、

わしが頼んだのはアイスコーヒーだと!

一度言うともう何があっても引き下がりません。

命をかけて、自分のプライドをかけて言い張るのです。

なので、コーヒー一杯無駄になるわけでね。

悔しいので、最近は爺さんの注文は紙に大きな字で書きテーブルにこれ見よがしに置いてくるようにしています。

案の定、おれの注文は……と言い出すと、紙を見せて見れ見てなはれと本人に突きつけるのですがね。

多少爽快感はあるのだけど、なんとなく寂しさもあります。

なぜここまでしなけりゃいけないのかという現実です。

これからますますこのような事例が増えるんだろうなあ

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