年金ジジイの習性
・高齢社会となった日本です。
ここにもあそこにも……津々浦々に爺さんが歩いております。
そして、私もその範疇の人間となりました。
私は一応シニアと呼んでいますが、実体はジジイに他なりません。
ところで、ジジイは即ち人生の終盤にいる人々です。
この先、下り坂の傾斜はますます急になり、
こけてしまうと寝たきりになり、そのまま旅立ちです。
ですから皆さん非常に不安なのです。
自分の周囲にいる仲間が一人、また一人と減っていくと、
次は私ではないかと……
・逆にこの歳になりますと、仲間が増えることはまずありません。
そして、仲間といってもそんなに多くもないのです。
年金受給者ですから小遣いも知れています。
酒を飲みたくてもそんなに頻繁に飲み会はできません。
そういう状態で一人旅立ってしまいますと、精神的ダメージはすさまじく、
ますます数少ない仲間の結束は強くなります。
むろんこれはジジイだけですよ。
婆さんは口達者な人が多い!
くたばるのもジジイより遅い!
つまり長生きなのです。
なので、交流の輪がどんどん広がっていく。
くやしいけれど、その辺で勝負有りです。
ですから、いよいよ頭が固くなり頑固一徹なジジイが世に溢れてしまうのです。
これは社会から嫌がられるパターンですよね。