妻というものは両刃の剣
・飲み屋から帰った後、妻から質問あり。
「そういえば、先程のお爺さんの人って元上司だった人じゃない?」
「そうだよ。パワハラがひどかった例の……」
「だよね。顔に根性悪さが出てるもん」
という具合にいろいろ私に加担してくれまして、夫婦というのはありがたいものです。
屁の突っ張りにもなりませんが、
人生生きて行く中で一人でも同意してくれる人がいるのといないのでは全然違います。
しかし、これがなにかの拍子にベクトルの方向が逆になることがあります。
・つまり、味方のはずが敵になってしまう!
これはきついです。
私という人間の特徴を熟知していますから、弱点も当然分っている。
防御できません。
サンドバッグのごとく打たれ続け、白旗必至!
それはどういう時かといいますと、女の匂いがするときです。
たとえば居酒屋でWジジイと飲んでいた例の女性Cさん
妻はCさんにも興味を示し、「あの人、誰?」
私はそこはWジジイの女で……と淡々と時系列に事実関係を述べるのです。
間違っても私もいい女だと思うんだけどとか、自分の感情を表現してはいけません。
というふうに、人間という生き物は複雑なのです。