町内シニアの現状
・町内のドブ掃除で知り合った方々と飲み会を開催
皆さん年金受給者であり、私のマンションの近所にお住まいでした。
似たもの同士ですぐに打ち解けましてね。
ですが、意外と戸建て同士での付き合いもなく、皆さん飲み会で初対面
少し酒が回りほろ酔い状態になったところで、
ふとこの方々は毎日なにしているのだろうか、という疑問あり。
すぐさま、「毎日なにしてるんですか?」って、大きな声で聞いてしまったのですが……
その瞬間、パタッと会話が止まってしまいました。
重苦しい空気が漂いましてね。
あれ? 俺なにか触れてはいけないことをいってしまったかな……
・あわてて、場の空気を元に戻そうと……
私なんか年金だけじゃ生活できないから、バイト生活ですよ!
体動かなくなったら、もうおしまいです。
それに妻が友人に貸した金も戻ってこないし、近くにはサラリーマン時代の上司が済んでいて、パワハラでひどい目に遭いましてねえ……
必死で悲惨な状況をまくし立てたのですよ!
・すると、シニアLさんは私なんか毎日することないから、一日中家の中ですよ。
妻は3年前に亡くなりましてね。 一人暮らしです。
すると、すると、シニアMさんはうちなんか毎日24時間妻と顔を合わせていますが、ひと言も会話はありません。
つらい。年金も少ないしね。
すると、すると、すると、シニアNさん他Oさんも引き続き不幸な境遇を話し続けたのです。
やはり、私が睨んだとおり皆さん孤独なジジイでした。
これで更に親近感が増したのはいうまでもありません。
ただし、飽くまで内容的には愚痴の連続でして、
結局のところお互いの傷口をなめ合ったってことですよ。
でもこれは非常に重要なことかもしれません。
限りない安心感を与えてくれました。