婆さんからデートの誘い
・以前に私がマンション管理人をしていたことがありましたが、
そこの住人で、近くの定食屋に昼飯を一緒に行っていたA婆さん。
先日久しぶりに会ったことは報告しましたが、
その際、またいつでも昼飯に行きましょうと私が話したのです。
私はその後元部下の見舞いやら、バイト先の諸々の仕事、それに町内のドブ掃除などありまして、
けっこう毎日それなりに忙しかったのです。
A婆とのことは、別れ際の挨拶程度の軽さだったのですが、
・しかし! A婆はそうではなかった。
A婆は他に楽しみがないから毎日それを楽しみに過ごしていたようです。
しかし、いっこうに声がかからない。
私と昼飯食べながら、あんなこともこんなことも話したい!
もう我慢の限界に達して、A婆の方から誘いの電話がかかってきました。
私はそのときはたと気付いたのです。
自分の事で精一杯になってしまい、寂しい婆さんがどれだけ待っていたかに思い至らなかった自分!
最低な奴だと……猛省しました。
そして、私と会い話をすること楽しみにしていてくれた婆さんに済まないと。
明日飯を食べる約束をしました。
しかし、毎日単調なようでいて振り返ると小さなことでもいろいろあるようです。