失踪女史の対応は?
・先日、元カルチャー講師A氏が教え子の女史Dの潜伏先を特定し、
今後の対応に関して私に相談を持ちかけたことがありました。
つまり、妻を含むA氏の取り巻き連中の一人であった女史Dがホストに貢ぎ借金を重ねたあげく、
二人でどういうわけか行方をくらました事件です。
探偵社に依頼したA氏が彼女の居場所を突き止めたのはいいのですが、
これを妻たちに説明するべきかどうか私にコメント求めたのですがね。
話を聞いてみると、女史Dは今隣町でホストとその娘(まだ幼児)の3人で楽しく暮らしているそうでしたから、
静かにしておいてあげたほうが良いのではないかと私は答えました。
・妻たちに話してしまうと、好奇な目にさらされ気の毒ですからねえ。
しかし、恩師の立場からすると、長年の取り巻きたちとの人間関係もありますから悩んだのでしょうね。
知ってしまった以上は、この先知らない顔して接することもできないと判断したのかもしれません。
結局、妻たちがA氏に呼び出され、女史Dがホスト親子と平穏に暮らしていて、
子供からは婆ちゃんと呼ばれていることや、女史が子供を溺愛しているらしいことを伝えたようです。
私としてはA氏の判断なのですから、それはもうそれでいいんですけどね。
・その際、A氏が私に事前にこの件で意見求めたということをポロリと話したようで、
これが大変な波紋を生んでいるようなのです。
なぜ関わりの無い私に意見を求めなければならないのか、
しかも私たちに黙っておいた方が良いのではないかとのコメントもあったらしいと……
A氏もひどいよなあ、
そんな余計なことまで言わなくても良いのにねえ。
一気に私の立場が微妙になってしまったのです。
突然マンションに押しかけて来まして、妻を先頭に私は吊し上げをくってしまったのです。
先程帰りましたがね、妻は不機嫌で隣の部屋で酒飲んでます。