家庭内不和は突然に
・家庭と言っても、そこには複数の人間からなる家族がおります。
そして、個々に人格を持っています。
当然考え方も性格も異なるわけです。
その中で、一人が引きこもってしまうと、そこには強烈なストレスが生じます。
それが短期間で終わればまだ修復可能なのですが、
もうかれこれ10年余り続いているのです。
この先息子は歳を取り、益々仕事を得るのが困難になるでしょう。
そして、親は歳を取り衰えていきます。
・単純に先のことを考えれば、希望を持つこと自体困難でしょう。
であれば、人はそこで一度立ち止まるわけです。
自分自身の生き方はこのままで良いのだろうか?
このまま家庭の犠牲になり、死んで行っても良いのかってね。
しかし、息子は自分の子供です。
可愛いに決まっているし、なんとかしてやりたい。
引きこもらせてしまったのも、自分たちの責任なのかもしれません。
葛藤です。
・そんなとき、S山さんが察知して、奥さんをやさしく抱きしめてあげればそれで済んだのかもしれません。
しかし、運悪く再就職がうまくいかずにいらだっていたのです。
独りぼっちの奥さんは浮かぬ表情でパートに!
そこで、店長が優しい言葉をかけてくれたのです。
一度だけと決めて二人の時間を持ってしまいました。
すると、一度は二度に、二度は三度と続いていきます。
ゼロから一度の壁は厚いけれど、その先は容易なのです。
そんな感じで浮気が進行!
そのうちにS山さんも奥さんの異変に気付くようになったようです。