元バイト先の焼き鳥屋が貸店舗に!
・久しぶりに商店街を歩いて帰ろうと思いましてね。
ここはかつてバイトしていた薬局やその後焼き鳥屋のある場所です。
しかし、クビになって以来どうも足が遠のきまして……
ちょっとばかり気まずさと寂しさがあるのです。
あまり婆さんの息子とも顔を合わせたくないしね。
でも、懐かしいから気配を消して歩いてみました。
顔見知りもいて声かけてくれるのですが……
しかし、焼き鳥屋の場所に来て愕然!
・シャッターが降り、貸店舗の貼り紙が……
おいおいおい……どういうこと?
隣の居酒屋の主に聞いてみると、経営難と息子が精神的に参ってしまい閉業したのだとかで……
なんだ! 婆さんも言ってくれれば良いのに
私が管理人しているマンションに住んでいるのにねえ
まあ、店閉めるなんて、聞かれてもいないのに積極的に言いたくはないか……
・家に帰り妻にそのことを話すと、なぜか知っていた!
だったら教えてくれよ!
ここでもかなり不満あり 👿
まあ良いけど、
息子は旅に出ると言い残し姿をくらましているみたいで、
でも妻が言うには、あそこは土地も金もあるから別にいいんじゃないかって!
しょせん他人のことだしっていうんですわ 🙁
その冷静さに思わず背筋が……
でもまあ、どこの家庭もいろんな事が起こっているもんだって事は分かりました。
他人のちょっとした不幸な話を聞くと、少しばかり幸福感を感じてしまう。
これが大衆の嫌らしいところなんだけど、
逆に自分たちだけ不幸でなくてよかったという安堵感でもあるのです。
嫌だけど……