日常生活は単調だが遊び道具があれば十分だ
・Aさんが廃棄するというので貰った古いマンガ本ですが……、
私にとっては子供のころに戻してくれるツールでもあります。
私の日常生活は、人付き合いもほぼ無く単調なものですが、
そこにマンガという遊び道具が突然増え、わくわくする毎日に変わりました。
子供のころよく読んだ本や、生まれる前の本までありまして、
たとえば、初期の少年マガジン、少年サンデー、少年キング、ぼくら、少年画報……など、少年ジャンプなんてまだなかった頃じゃないか?
それが、部屋のクローゼットに山積みされているわけです。
しかも、Aさんの亡兄はたぶん几帳面な方だったのかもしれません。
保存状態が素晴らしい!
・そりゃあ今見ると、マンガ自体は稚拙な部分もありますし、ストーリーなんて時代を反映してますから、
つまらないと思ってしまえばそうかもしれません。
それに今の社会や世相とずれていますが、それがまた良いわけです。
なぜならば、当時の世相や社会はこんな感じだったとマンガを読みながら記憶が蘇ってくるわけですから。
なので、昭和の頃あんな生活していたんだとかしみじみ思い出しなが過ごせます。 😀
無性に嬉しくって、妻が外出するとすぐに本を取り出すわけですね。
心の底から生きる力が蘇ってきました。
・でもねえ、妻は気に入らない。
自分やAさんが住む文学の世界からの目線です。
マンガが世俗的な人々の臭いがすると顔をしかめるのですね。
でも言わせて貰うと、文学の顔をしながらあんたは一体何ほどのものかと言うことです。
やっていることは毎日隅から隅まで世俗的じゃねえか!
いや、それは決して言ってはいけません。
心の中にしまい込んで、マンガを読みながら日々楽しく暮らしたい!