人生設計は父のひとり言から

父親とは心のどこかに溝のような違和感が昔からありました。

ぶっきらぼうで無口な性格の人で、それは多分に私にも引き継がれています。

  • なので、若い頃たまに実家に帰ったときも、酒を酌み交わしじっくり話をするということもありませんでした。

その点今でも大切な何かを忘れてきたような気分があり、心残りです。 😳

ただ、就職して間もない頃、何かのついでに父が「結婚は早いほど後々有利になる」とポ呟いたのです。

その言葉がなぜか心に残り続けました。

たぶん27才でエイヤアで結婚したのも、心のどこかでその言葉が生きていたのでしょう。

  • そのころから世の中は晩婚の時代に突入していくわけですが‥‥

同僚の間では30代の結婚なんて当たり前で、40代でもチラホラとなりました。

彼らは20代のころは独身の身軽さもあって遊びまくっていましてね‥‥横目で見ながら多少うらやましい思いもありました。

その頃、私は子供がまだ小さく、家庭内でもめ事もあり大変な時期でしたから‥‥

しかし、いずれ子供も成長し手元から離れていきました。

なんとなく人間としてのひと仕事を終えた気分にもなり、一通りの人生経験も出来たという満足感もありました。

で、若い頃よく遊んだ晩婚の同僚たちは今まさに子育ての真っ最中

彼らとどう違うのか???

それはおそらくその年代にしかわからない、体力気力の状態なんだと思います。

しんどい子育てを乗り切れたのも若くて体力があったからでしょう。

今、もう一度やれと言われても自信ありません。

それは同僚たちのやつれ具合を見てもわかります。

やはり、何事も最適な時期というのがある‥‥そのことを父はひとり言を通して教えてくれたのかもしれないと、感謝しているのです。

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