年を取ると愚痴が多くなるけど、なぜ?
最近愚痴ることが多くなった自分に、はたと気付き考察してみました。
なので、あくまで自分を含めての話です。
でも、男性と女性では愚痴の質が違うようにも思うのですが‥‥
- 荒っぽくいうと、女性は愚痴の対象が身近なものに向かっているのに対して、男性は社会の不条理に向いている場合が多いのかもしれません。
たとえば、婆さんの場合、嫁の悪口とか食事仲間の誰それの態度が気に入らないとか、その手の愚痴をけっこう聞きます。
一方、爺さんの場合、コロナ対策の方針が遅いとかその程度のことなら自分にでもできるとか‥‥今の若い者は‥‥とか
多分爺さんも婆さんも思うようにいかない現実を嘆いてるのだと思いますが、嘆くということは一方でこうあるべきという自分の理想と限界もわかっているのでしょうねえ。
限界がないのなら、愚痴る前にさっさと自分でやってしまうはずですから
- 若いころ、会社の同僚たちと集まって良く酒を飲みました。
そこでは、我が社はもっとこうあるべきだとか、こういう仕事をしてみたいなんて、夢や希望を語っていましたが、
いつしかそんな話は誰もしなくなり、退職金の運用方法やら家のローンいくら残っているかとか、そんな話ばかりで‥‥
若いころの志なんて、結局実現しなかったんだけど、それを認めたくない自分がいるのです。 😉
たぶん心のどこかに目的を達成した架空の自分がいて、その自分が現実の自分とすり替わって社会を批判し愚痴っているんじゃないかと思うわけですね。
将来の夢を実現できる人なんてほとんどいないはずだし、世の中は無茶苦茶才能がありかつ運のあった人が作っていくわけですから‥‥それ以外の多くの人は働き蟻として社会を支えたにすぎない、だから愚痴る爺さんが必然的に多くなる。
婆さんが隣近所の人間関係を愚痴るのは、そのような環境でずっと生活してきたからじゃないでしょうかね。日常だったからなのかもしれません。
人間関係って自分にとって不合理な部分が多いものだから、不本意ながら長いものに巻かれつつ生きてきて、でも自分はこうしたいという理想もあったはずで、それを簡単にやってしまう人間には頭にくる。つまり、愚痴るわけですよ。
多分女性の社会進出が進んでいるこれからは、婆さんの愚痴の種類も変わってくるのかもしれないけどね。
いやーそうとも限らんかな?
会社の女性の愚痴も人間関係が多かったし、男の場合は仕事の愚痴が多かった気がするなあ。
切りがないのでこの辺で一応終わります。